- 個人アプリ制作って儲かる?
- 実際どれくらい稼げる?
- 副業としてハードルは高い?
こういった疑問に答えます。
結論から書いておくと、私の場合は
- あまり儲かっていない
- とはいえ生活できる程度は稼げている
- 副業としてのハードルは高めと感じる
という感じです。
今後、個人アプリ開発で稼いでみたい!と考えている人が、実際に副業としてチャレンジしてみるか否かを検討する際の参考になれば幸いです。
では早速、解説していきましょう!
私の副業成果
まず、私自身が個人制作アプリでどのくらい稼いでいるかザックリ書いておこうと思います。
ここ半年ほどの状況としては以下のとおりです。(2022/3現在)
- 公開数:23本
- 月収益:238,606円〜306,550円
※上記は広告収入(Google AdMob)のみ。これとは別に課金収入が月1〜2万円ほどあります。
23本も公開しておいて、この程度の金額かよw
こんな声が聞こえてきそうですが、まあ実際この程度の稼ぎです。
ちなみに、個人アプリの広告収入は毎月報告しています。興味がある人はご覧ください。
内訳
2022年2月の実績を提示してみます。
※アプリ名は非公開
- 月10万円以上を稼ぐのは1本のみ
- 月5,000円以上を稼ぐのは約10本
ちなみに、このくらいの稼ぎは個人アプリ開発者としては「まあまあ」くらいの感じだと思います。
Twitterなどで収益を公開している人もちらほらいますが、月1000円さえ稼げない人もいれば、月100万円以上を稼いでいる人もいるので実際「まあまあ」でしょうね。
私の知り合いの副業成果
参考までに、私の知り合いの成果もザックリ書いてみようと思います。
知り合いA(現役アプリ開発エンジニア)
- 公開数:10本
- 月売上:15,000円くらい
デザインにこだわりがないらしく、チープな見た目のアプリを公開しています。
この人が公開しているアプリの中には、私の主力アプリをパクった劣化版コピー的なアプリもあり、そのアプリが最も売上をあげているそうです・・・。
ちなみに、この人が独自のアイデアで制作したアプリはほぼ稼ぎが無い状態です。
知り合いB(元アプリ開発エンジニア)
- 公開数:3本
- 月売上:100万円以上
この人は『痒いところに手が届く』的な、大勢にとって需要のあるアプリを公開しており、デザイン面もプロの手を借りながらこだわっています。
メディアでもアプリが紹介されていてDL数は数100万を超えており、そのため広告収入も多大です。ただ、パクられまくりだそうで実際に類似アプリが出回っていますw
ちなみに、これだけの収益があるので、この人は勤めていた会社をサクッと辞めて自分で会社を立ち上げています。
知り合いC (独学)
- 公開数:2本
- 月売上:数百円
完全に独学でアプリ開発を習得し、女性ならではの可愛らしいデザインの娯楽向けアプリを2本公開しています。
しかし、あまりインストールはされておらず、使ってくれるユーザーも短期で飽きて利用をやめてしまっているため全く収益がない状態です。
そういうわけで、早々に個人アプリ開発の副業からは撤退してしまいましたね。実にもったいない・・・。
こんな感じで、個人アプリ開発の副業では稼げていない人もいれば、個人でもしっかり稼げている人もいます。
【参考】稼げている人のアプリの特徴
上記で、個人アプリによって月100万円以上を稼ぐ人もいることと書きましたが、その人が実際に公開しているアプリについて、参考がてら簡単に特徴を挙げてみようと思います。
- 需要がある
- 利用頻度が高く、利用期間も長い
- デザイン良し(特にアイコン)
- 安定動作する
- 広告ゴリゴリ
- 高評価レビューを得る仕組みがある(実際、高評価を多く得ている)
- 同系列アプリが少ない時期に参入している
- 同系列アプリよりも機能や対応速度で勝っている
こんな感じで、他の類似アプリをぶっちぎってバキバキに稼ぐアプリが作られています。
もちろん、これらの特徴を満たせば必ず稼げるとは限らないですが、稼げる可能性をずいぶん高くしているのは間違いないですよね。
ちなみに、ほとんど稼げていないアプリはこの逆です。(太字は私自身のアプリにも該当)
- 需要なし
- 利用頻度が低く、利用期間も短い
- デザインが良くない(使いにくい、チープ)
- 動作が不安定(クソアプリ)
- 広告が控えめすぎる
- 高評価レビューの獲得努力をしていない
- 既に優秀な同系列アプリが多数ある
- 同系列アプリよりも機能が劣る
バキバキに稼ぐことを意識したアプリ制作ができていないよね、という感じです。
アプリ制作や公開にはそれなりに労力がかかるので、そもそも間違いなく努力はしているんだけど、努力が足りないよねーってことですね。
残念ながら、あたりまえ程度の努力だけではお金にならないのが現実です・・・。稀に例外はあったりするようですが。
素人が副業として始める上でのハードル
個人的には、未経験者が個人アプリを開発するのはかなりハードルが高いと思っています。
例えば、どんなハードルがあるのかザッと挙げてみましょうか。
- 開発用PCの準備 (iOSアプリならMacが必要)
- 開発言語と開発ツールの使い方についての学習
- ガイドラインから公開不可能なアプリ種類を確認
- アプリ企画
- アプリ開発(0から仕組みを考える)
- テスト(バージョン、画面サイズ等も意識)
- アプリ公開は有料(iOSなら年13,000円ほど)
- アプリの公開準備がかなりダルい
という感じで、バチクソ面倒な作業が多いんですね。
なお、私個人の経験に基づいて言えば、PCの準備ができたら、あとの作業は1ヶ月くらい(8h×30日)あればどうにかやれないことはない・・・という感じです。
実際、AndroidアプリにせよiOSアプリにせよ、それくらいで公開することはできました。とはいえ、その程度のアプリでは月1000円の収益を出すのがせいぜいですね・・・。
個人アプリ副業のメリットとデメリット
私個人が思うメリットを挙げてみます。
メリット1. 毎月お金が入ってくる
1度アプリを公開すると、アプリが使えなくなったりしない限り広告なり課金による収入が入り続けます。いわゆる不労所得というやつですね。
私自身、開発が終わってからほぼ放置したままのアプリから毎月25万円以上の収入が入ってきている状態だったりします。寝ながら年300万円はおいしいですよね!
メリット2. 収入増があまり難しくない
例えば、会社員が毎月の給料を数万円上げようとしても、それは現実的にかなり難しいですよね。
仕事を頑張ろうが、上司に媚を売ろうが、会社の給料は大して上がりません。それに比べて、アプリによる副業収入を上げることは会社の給料を上げることほどは難しくないです。
例えば、月1万円を稼ぐアプリを作るのは達成ハードルが低めです。コツをつかんでしっかり作業すれば、月1万円のアプリを10個作って10万円の収入アップができます。簡単ですよね!
続けて、デメリットを挙げてみます。
デメリット1. 開発&公開に結構な時間がかかる
正直なところ、1本のアプリを作りあげるにはそれなりに時間がかかりますし、公開フローも結構面倒で労力がかかります。
そんな面倒くさい作業を本業とは別に副業でやっていくのは大変だし、かなり時間と根気がいるのは確かですね。
デメリット2. 使ってもらい難い
iOSにせよAndroidにせよ、スマホアプリが公開されているストアには毎日多くのアプリがリリースされ続けています。
そのため、たとえ優良アプリを作ったとしても巨大な数のアプリの山に埋もれてしまい、注目してもらいにくくなる現状があります。
つまり悲しいことですが、いくら良いものを一生懸命作っても使ってもらえない、あるいは使ってもらえるようになるまでに多大な時間を要する可能性があるんですね・・・。
デメリット3. アプリが公開停止になる可能性がある
基本的に、アプリを公開するために準拠すべき規約は日々更新されていますし、開発・公開環境自体も最新化されて行っています。
それに伴い、自動的に規約違反になって公開を停止されてしまったり、最新環境から締め出される可能性があります。
かなりの時間を費やして作ったアプリがいきなり公開できなくなるのは悲しいし、収益があるアプリだと打撃が半端ないです・・・。
この副業はオススメか?
正直、積極的にはオススメしないです。
アプリを作って公開するには労力がかかるし、せっかく労力をかけても練習気分で作ったようなアプリがヒットすることはほぼありません。
軽い気持ちで始めるには、副業としてかなりハードルが高いのが現実ですね。
ただし、以下のような人はやってみる価値が十分あると思うのでオススメします。
- アプリをサクッと作れるスキルがある人
- 新たな価値を考え出せる人
- アプリ作りを楽しめる人
- ものづくりのセンスがある人
また、あまり趣味がなかったりして時間を持て余していて、少しでもお金を稼いでみたい!という人は、やってみても良いんじゃないかなと思います。
まとめ
個人アプリ開発の副業は、稼げる場合もあれば稼げない場合もあります。
単純な話、どんなお金儲けも方法が正しければ稼げるし、方法が間違っていれば稼げません。
それは個人アプリ開発とて一緒なんだと思いますね。
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