これからプログラマーを目指そうと考えている人にとって、収入は気になる要素の1つだろう。世の中には、「プログラマーは稼げない」という意見があれば「プログラマーは稼げる」という意見もある。実際のところどうなのか?というところは、気にならないわけがない。
今回はそこのところを、プログラマーとして10年くらい働いている私の経験を踏まえつつ、実情を少し説明してみようと思う。
プログラマーは本来稼げる職業
プログラマーは本来、とても稼ぎやすい職業だ。
理由は単純。
システム開発には専門技術を持つプログラマーが必要不可欠であり、プログラマーを使うには本来それなりのお金がかかるからだ。
プログラマーの労働に対する対価はそれなりに高いのである。
例えば私の場合だと、アプリ開発プログラマーとして仕事をすると、システム開発の依頼者からは月75万円以上の対価が支払われることになっている。
この金額の高低をどう判断するかは人によって異なるところかと思うが、とりあえずプログラマー1人のためにこれくらいのお金が動く事実があるのだ。
このようにプログラマーの労働価値はそれなりに高く、そのことから本来は稼ぎやすい立場なのである。
ところがそんなプログラマーという職業でも、一生懸命働いて価値を提供しているにも関わらず、低い収入しか得られていないという人は少なくない。
なぜだろうか?
プログラマーが稼げない原因
プログラマーの労働に対する価値は低くない。しかしながら、稼げていないプログラマーが少なからずいるのが現実である。
なお、プログラマーが稼げない原因は大きく2つある。
1. プログラマーとしての価値が低い
プログラマーとしての価値が低いというのは、例えば、扱っているプログラム言語自体に需要がないとか、プログラマーのスキルが低すぎるとか、そもそも適性がないとかである。
これらに関しては、エンジニア自身の選択ミスとか努力不足が問題なので、稼げなくて当然という他ない。
私自身、適性がないとか、スキルが低いとか、やる気がないとか(笑)こういう問題を抱えてはいるのだが、今のところ『旬』の言語を扱えるということでなんとかやれている。
そういう意味では、需要があるプログラミング言語を扱えることが、プログラマーとして特に大事である事がいえる。まあ当たり前なんだけど。
2. 搾取されているから
先ほど既に書いたけれど、プログラマーの単価はそんなに安くない。
この事実があるのに収入が低くなるということは、単純に収入として受け取る前に搾取を受けているということだ。
例えば、会社員なら自分が属している会社から搾取されている。
プログラマーとして60万円分の報酬が発生する仕事をしても、会社員だとその半分も貰うことができない。
対して、私のような会社に属さないフリーランスのプログラマーの場合、60万円分の報酬が発生する仕事をしたら、60万円をそのまま受け取ることができる。
こうして『収入の高いプログラマー』と『収入の低いプログラマー』が現れて「稼げる」「稼げない」を発信していくわけだ。世の中にどちらの意見もあるのはこういうわけだ。
プログラマーが稼ぐには?
プログラマーとして稼ぐには、以下の条件を満たせば良い。
- 搾取を受けない(利益還元率の高い会社で働く、フリーランスとして働く)
- 稼ぎやすい『旬』のプログラム言語を扱うプログラマーになる
ということで、未経験者がプログラマーとして稼げるようになりたければ、稼げる言語を勉強して、1年くらい現場でスキルをつけて、とっとと独立するのが現実的だ。
ちなみに私もそうして独立した1人だ。なお、私の経験からいえば、6ヶ月も現場でゴリゴリもんで貰えば独立して働くこともできる。確実にとは言わないけど高い確率で。
まとめ
プログラマーは、基本的に稼ぐことができる職業である。
しかし、プログラマーでも稼げない人は確実にいて、その原因はプログラマ自身の問題だったり、搾取されている状況にある。
稼ぎたければ、搾取されないこと、稼げる環境に身を置くこと、これらが大切なので意識しておくと良いだろう。
コメント