- 個人でスマホアプリを作って稼ぎたい
- それには何が必要なのか知りたい
- 具体的な行動イメージを掴みたい
こういう人むけに書きます。
元アプリ開発のエンジニアです!
個人アプリ開発で適当に稼いで生きています!
僕の経験をもとに、個人アプリ開発(副業)に興味を持っている人が『疑問に感じそうなこと』に答えていきながら、現実的かつ具体的な情報をシェアしていきます。
なるべくシンプルな言葉で説明するので、ひと通り読んでみれば「稼ぐにはどんな準備が必要か?」「どんな行動が必要か?』といったことを明確に掴むことができると思います。
もちろん全て読む必要はなくて、下の見出しから気になるものだけ見ていけばOKですよ。
ちょっとした疑問 編
個人アプリの副業って儲かるの?
儲かる人もいますし、儲からない人もいますね。
アプリで儲けるには下記の要素が重要で、その状態次第で月100万円以上を稼げる人もいれば、月1000円さえ稼げない人もいるという感じです。
- アプリの利用者数が多い
- 収益化の方法が適切である(収益発生率・単価が高い)
ちなみに、僕個人は月25〜30万円を稼いでいます。(2022年4月現在)
個人で稼いでいるアプリ開発者って結構いるの?
僕なんかより稼げている人はゴロゴロいますし、月100万円以上を稼いでいる知人もいます。
簡単に始められるの?
アプリ開発&公開経験がある人ならYES。そうでないならNO。
個人アプリ開発で収益を発生させるまでの大雑把なステップは以下のとおりで、未経験者にとっては全く簡単ではないです。
- 制作したいアプリを決める
- 開発環境構築+開発学習(1〜3ヶ月)
- アプリのUI・内部処理設計
- アプリ制作+稼ぐ仕組みの導入+テスト(1〜3ヶ月)
- アプリ公開+集客
- ゴリゴリ使ってもらう
これら全てを1人でやるとなると、時間的には1日8時間使えても最低2ヶ月くらいはかかります。人によっては、半年とか1年経ってもまともな物を作れないとか挫折する、なんてこともあり得ます。
とはいえ、適当にブログを書いて稼ごうとするよりは全然簡単です。(と個人的には思う)
個人アプリ開発での稼ぎ方ってどんな方法があるの?
大まかには6つの手段があります。
- アプリを有料公開して購入してもらう
- アプリ内で課金してもらう
- 寄付を受ける
- アプリ内に広告を配置する(広告収入)
- アプリを他人・企業に売却する
- 開発支援/代行で小銭を稼ぐ
詳しくは以下で説明しています。
どんなアプリが儲かる傾向にあるの?
私個人のアプリの傾向からみる限りだと、以下のような人に使われるアプリは儲かりやすいです。
- バカ(無駄な課金をする、際限なくアプリを触り続ける)
- 暇人(フリーター・学生・キッズなど)
逆に、以下のような人に使われるアプリは稼ぎが高くならないです。
- 頭が良い人(最低限しか課金しない)
- 暇がない人(タイムロスを嫌がり広告タップの可能性が極めて低い)
- 勉強目的でアプリを使う人(広告タップの可能性が低すぎる)
個人アプリ副業のメリット・デメリット
メリット
- 多大な元手を必要としない
- 収益が継続して発生する
- 制作・公開経験が評価されやすい(プログラマとして働く場合)
デメリット
- アプリの公開にお金がかかる(iOSだと毎年)
- アプリ制作・公開の作業が大変面倒くさいし時間も取られる
- 苦労して作っても収益に結びつくとは限らない
- アプリが急に配信停止になるリスクが多少ある
どんなアプリでも公開できるの?
いいえ。
iOS・Android共に、ガイドラインに違反しないことが求められる。少なくともiOSアプリについては審査時点で違反が見つかればサクッとリジェクト(拒否)されて公開はされない。
個人アプリの副業は何歳から始められる?
何歳でも可能ではあります。
ただし、未成年の場合は開発者登録や広告利用登録ができないので、成人者(親や兄弟)の名義で取得してもらう必要があります。
個人アプリの副業をオススメする人
- プログラマ(特にアプリ開発をやっている人)
- ダルイ作業でも忍耐強くやれちゃう人
- ものづくりのセンスがある人
- 時間を持て余している人
- ほんの少しでもお金を稼ぎたい人(お小遣いが少ない人とか)
- プログラマとして働きたい人(未経験者)
個人アプリ制作の副業は、軽い気持ちで始めるにはかなりハードルが高いので、上記以外の人には基本的にオススメしないです。
ただ、アイデア次第で月◯万円を稼げるチャンスがあるのは確かなので、どんな人でも一度トライしてみる価値はあると思います。
アプリの公開ってお金かかるの?
YES。
iOS
年間12,980円
(Apple Developer Program登録料)
Android
25ドル ※1回限り
(Google Play Developer Console登録料)
開発準備・学習
アプリ制作に必要な開発環境は?
iOSアプリ開発
- PC → Mac
- テスト機 → iPhone / iPad
- 開発環境 → Xcode(Apple社)
- 開発言語 → Swift / Objective-C
Androidアプリ開発
- PC → Windows or Mac
- テスト機 → Android端末
- 開発環境 → Eclipse / Android Studio 等
- 言語 → Java / Kotlin 等
iOS・Androidの両方を開発する気なら、言語についてはSwiftとKotlinを学ぶと良いと思います。理由は、わりと似た言語で学習コストを抑えられるので。
アプリ制作をするには何を勉強したら良い?
- 使用するプログラミング言語(基本文法)
- 開発環境の使い方(コード・UIのいじり方、シミュレータ起動 等)
- アプリ開発の基礎(UI構築、画面遷移、データ保持 等)
※UI=ユーザーインターフェース
基本、使用するプログラミング言語の基礎文法はさらっと読む感じでOK。読んで大体の感じを掴んだら、開発環境を使ってアプリ開発の基礎を学んでいきましょう。
その過程でゴリゴリとコードを描きまくることになるので、自然とプログラミングとアプリ開発に慣れていくことができますよ。
Android programing getstart Androidアプリ開発の環境構築から解説あり
どう勉強したら良い?
学び方は3パターンあります。オススメ順に記載しておきますね。
- 就職して研修・実務の中で学ぶ ←最強
- 書籍やネットを使い独学する(回り道が多いが知識も増える)
- プログラミングスクールで学ぶ(効率的で無駄がない)
いずれ高収入エンジニアとして働きたいなら就職して学ぶのがベター。その気はなく、副業だけを目的にするなら独学で良いと思います。
自分の性格的に独学では挫折することが明らかだったり、調べごとなどで時間をロスするのが嫌ならプログラミングスクールを利用をすると良いです。
オススメのプログラミングスクール
個人的には、以下のどちらかをオススメします。
選定基準については以下で書いています。
個人アプリ制作・公開
儲かるアプリのアイデアはどう出せばいいの?
ゼロからアイデアを出すのが苦手な人は、既存アプリの進化版を作ることを考えてみると良いです。僕自身、そのようにして月10万円稼げるアプリを作った実績があります。
ちなみに、僕の場合は以下のように作業をしました。
- パクったら稼げそうなアプリを探しまくる
- ユーザーの要望を反映しまくる
- 独自の面白い機能を加える
パクったら稼げそうなアプリの条件は以下を想定しました。
- 暇な人がハマりそう
- 不満点や改善要望が多数挙がっている
- 数年前に作られたまま放置されている
- 類似アプリがどれも大体同じ作り
要するに、少し工夫すれば儲かる残念なアプリを探し出して、進化版アプリを作ることで古いアプリのユーザーを根こそぎ奪いつつ、効率的に稼ぐという感じです。
僕が実践した結果では、月25万円以上の収益が発生し続けています。そんなわけで、0からアイデアを生み出すよりは簡単で効率的なのでオススメですよ。
アプリってどう設計すれば良い?
個人アプリなので適当にやれば良いと思うんですが、これくらいはやっておくと良いよってことを挙げておきますね。
- 画面イメージを描く(構成要素の把握)
- 各画面で必要な情報を書き出す(必要データの把握)
- 画面間の遷移を矢印で結ぶ(画面遷移・データ渡しの要否把握)
- アプリ内の機能を洗い出して、機能実現に必要な処理を考える
- 処理でわからないところは方法を調べておく
とりあえず、これくらいをやっておくと開発に着手できるはずです。あとは開発しながら情報を加えていけば良いと思います。
デザインは何を参考にしたら良い?
自分が普段から心地よく使えているアプリのデザインを参考にすればOKです。特に良いアプリが手元になければ、デザイン時に参考になるサイトからヒントを得ると良いでしょう。
ちなみに、初学者が強い拘りを持ってデザインを盛り込もうとするとかなり大変で挫折しかねないので、程々のところで妥協すると良いですよ。
アプリ開発で手詰まりしたらどうすればいい?
- ネットでガッツリ調べる(英語だと情報多め)
- 別の実装方法を考えてみる
- 諦めていったん寝る(情報が整理され簡単に解決できたりする)
- 開発環境を再起動する(エラー等の問題が解決することもある、Xcodeにありがち)
- 開発スキルを持つ人に相談する(上記全てを実践後に相談すべし、曖昧な質問は避けよう)
お金を稼ぐ工夫
オススメの広告は?(ASP)
オススメは間違いなく『Google AdMob』これ一択です。
『nend』や『i-mobile』といったものもありますが正直オススメしません。利用開始時は普通のクリック単価であるものの、1ヶ月すると大幅に激減(10円→1円)したりするので。
その点、AdMobはかなり安定的です。僕個人の実績からみると、クリック単価の平均が13〜16円となっており、1クリックで数百円になることだってあります。
アプリの評価を高くする方法
アプリの評価はインストール数に大きな影響し、当然ながら収益にも関係してくるので、高い評価を得る努力をすることは必須です。
方法としては、以下を実践していけばOKですよ。
- 良いアプリを作る(要望を反映していく)
- 好意的なユーザーにのみレビューを依頼する
詳細については以下に書いています。興味があればどうぞ。
アプリの宣伝方法
ベターな宣伝方法は『くちこみ』です。
- 無料で宣伝できる
- 勝手に宣伝の連鎖が発生する
- 宣伝を頑張る必要がなくなる
つまり、くちこみは超お得な宣伝方法なんですよね。
例えばですが・・・
キッズが好んで使うようなアプリだと、少し認知されれば放っておいても学校等で話題にしてもらえるのでインストール数が勝手に増えます。
また、キッズたちの親の間でも「このアプリいいよ!」なんて情報がシェアされていってインストールしてくれたりってことが起きます。
ユーザーが勝手に宣伝してくれるようなアプリを作れば、最初の少数ユーザーだけ頑張って掴めば、あとはイージーというわけなんです。
気づいたことや質問があれば、ちょこちょこ更新していきます。
知りたいことがあれば、コメントに書いてもらえると幸いです。
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