これからの時代、人によっては貯金の難易度が徐々に上がっていくと思われる。
理由は2つ。
1つ目は、働いてもあまり稼げなくなるから。
AI導入による自動化・効率化が進んで人材が不要になる、生活資金に余裕のない多数の高齢者が働きたがり若者の仕事が減る、人口減少の対策として低賃金で働く移民が流入してくる、これらによって労働単価が下がっていく。
2つ目は、お金をむしり取られていくから。
少子高齢化が進んで社会保障費が膨らんでいくと同時に、それを負担する現役世代は減っていくため1人1人の負担が大きくなる。既存の税金はより高くなり、新しい税も設けられるかもしれない。
これらは予想でしかないが、現実になっていっても不思議ではない。
そんなわけで、資産形成の難易度がどんどん上がっていく前に、今のうちから効率的にお金を貯め始めていくのが望ましい。
今回は、効率的にお金を貯めるために必要な考え方をシェアしてみる。
お金を効率的に貯めるのに必要なことは2つだけ
お金を効率的に貯めるために必要なことは、たった2つしかない。
- とにかくガッポリ稼ぐ
- 稼いだお金を浪費しない
実にシンプル。
というか、あたりまえのことだろう。
お金を貯めるっていうのは、【お金を稼ぐ→手元に残す】ってことを淡々と繰り返す作業でしかない。
黙々とその作業を徹底して行えば、1000万円なんかわりと簡単に貯められるし、逆にその作業を蔑ろにすると全然お金が貯まらない。
マジでそれだけのこと。
というわけで、今現在お金を貯められていないって人は、稼ぎが少ないか、稼ぎに対して使いすぎているか、あるいはその両方なので、そのへんの取り組み方を変えていけば良いってだけの話。
もちろん、家庭環境などによっては例外もあるだろうけど。
なお、貯金のために以下のような作業をオススメする人がいるが、個人的には時間の無駄だと思っている。
- 家計簿をつける
- 貯金用に口座を分ける
- 目標を掲げる
これらを実践するもしないも各個人の自由なので好きやったら良いとは思うが、【稼いで、無駄に使わない】これを淡々とやるだけでお金は貯まるので、わざわざ余計な作業を付加する必要はない。
むしろ、そんなことをやっている暇があったら、1円でも多くなるべく楽して稼ぐ算段を立てて、行動しまくった方が建設的なんじゃないかな。
とにかくガッポリ稼ぐ
当たり前のことだが、稼げば稼ぐほど貯金でき得る金額は増える。
そんなわけで、お金を効率的に貯めたいなら、まずはたくさん稼ぐことが大切だ。
なお、お金を稼ぐってことに関しては、以下のことを徹底していけば良い。
- 労働単価の高い仕事をする
- 働いていない時間もお金を稼ぐ
労働単価の高い仕事をする
低賃金で働くのは、貯金するうえでかなり効率が悪い。
例えば、時給換算1,000円〜2,000円で働いていると、生きていくのでやっとで貯金すること自体難しかったりする。
なので可能であるならば、そういった低賃金で働き続けるような仕事は早めに見切りをつけて、高収入を期待できる仕事を始めた方が良い。
なお、比較的若くて、優良企業なんかに就職できる学歴がないって人は、サクッとプログラミングを学んでプログラマーとして働いてみたら良いと思う。なぜなら、わりと難易度が低いのに、まあまあ稼げるから。
実際、フリーランスのプログラマーになれば、時給換算5,000円以上は稼げるようになるし、自分でモノを作ることで副収入を得ることだってできる。私自身がそうであるように。
働いていない時間もお金を稼ぐ
ようは、不労収入を得る仕組みを作ろうってこと。
今時、寝ている間にもお金を稼げるというのは事実だし、そんな収入があるっていうのは貯金をしていく上で多少なりとも有利なので。
私自身にも、こんな感じで労働しないで得られる収入がある。
- 個人制作のスマホアプリからの広告収入・課金収入
- ブログからの広告収入
- 資産運用益
世の中には、会社に属することなくお金を稼ぐ方法がいくらかある。
しかも、少しネットで調べれば方法は簡単に見つけることができる。
となれば、やらない理由ってないんじゃないかなと個人的には思っている。
なお、「会社が副業を禁止している」という理由から行動を起こせないって人は,、もうなんかアレなので何も考えずに諦めたら良い。効率的にお金を貯めることだけが全てじゃないのでチマチマ貯めればOK。
稼いだお金を浪費しない
貯金できる金額は、収入をどれだけ残せるかで決まってくる。
というわけで、なるべく多くの貯金をしたいなら、それだけお金を使わないよう気をつける必要がある。
なお、お金を浪費しないために意識できることはたくさんある。
生活コストを下げる
- 実査で暮らす or 同じ節約目的を持つ友達と共同生活する
- 更新料・礼金・仲介手数料がかからないURの物件に住む (U35等の割引も利用する)
- 買い物は業務スーパーや大きめのドラッグストアを利用する
- ポイントを貯めて節約に活用する
- クーポン等の割引サービスを活用する
- 1年に数回しか着ないような衣類を買わない ※冠婚葬祭用の衣類を除く
無駄遣いをやめる
- 自分へのご褒美(笑)
- コンビニでの買い物(あらゆる商品が割高)
- 自動販売機での買い物(こちらも割高)
- 携帯キャリア契約(格安SIMで十分)
- 貧乏人のブランド物買い(無駄・滑稽)
- タバコと酒(余裕ができてから存分に楽しめば良い)
- 飲み会(お金だけじゃなく時間まで浪費する飲み会は論外)
- ギャンブル(投資の方が良い)
- 散財癖のある人との付き合い(恋人・友達問わず)
などなど。
私も上記のことはいくつか実践していて、昔に比べれば随分お金を使わなくなった。
家族と楽しい時間を過ごすこと(旅行など)には制限を設けないでお金を使うけど、自分のこととなると下記のとおり本当にお金を使わない。
- 小遣い15,000円以下(酒代含む)
- 家族以外との外食(飲み)には絶対に行かない(お金と時間を浪費しない)
- タバコは30歳でやめたので吸わない
- ギャンブルなどは一切やらない
- お金がかかる趣味がない(家で子供と遊んだりゴロゴロするのが好き)
- 服装のパターンは計5つくらいしかない(ほぼ服を買わない)
なお、私は今の生活水準でとても満足している。なので今後、たとえ収入が今の100倍になったとしても使う金額はさほど変わらないと思う。
お金を貯めるために、今を楽しむのを諦めるべきか?
答えはNOである。
お金を貯めるために極限まで切り詰めたりして、今を楽しむことを諦める必要などない。
例えば、年間500万円貯めて、その上で人生もお金をかけて謳歌したいなら、年1000万円なり2000万円なり稼げば良いだけの話だ。
存分に稼いで、人生を楽しんだら良いのではないだろうか。
別に人生を犠牲にする必要などない。
ただ、
「お金は稼がないけど、お金は貯めたい」
ってことなら、お金を使うことで楽しむ人生は、ある程度犠牲にしないとダメだろう。
ようは、自分次第ってこと。
老後までにどれくらい貯められるだろうか・・・?
現代における60代の貯蓄額は以下のとおり。(※貯蓄なし世帯を除く)
- 平均値 2,415万円
- 中央値 1,500万円
お金を貯め込んでいるとされる高齢者でもこんなもんである。
なお、彼らは好景気の時代を生きてきて、定期預金の金利が4~9%あった時代もあった。
対して、今の若者は生まれた時点から不景気で今後の見通しも暗い。
預金金利なんかほぼ0。
ぶっちゃけ、若い世代は普通にやっていたら今の高齢者以下の資産しか作れない。
それでも、将来は年金があっても2000万円くらいは用意が必要なんだとか。
年金貰えない人はこんなものじゃ済まないだろう。
というわけで、今の若者は老後に向けてガチでお金を貯めておかないと詰む。
まとめ
これまでの時代は、普通にやっていればお金が貯められた。
そんな時代は終わり、今後は普通に働いたらあまり稼げないうえ、お金がむしり取られていく時代だ。
というわけで、今後はお金を貯めるのに多少の集中が必要。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 資産を増やす
収入は、労働単価を高めることと副業をすることで増やせば良い。
支出は、無駄なものを買わないとか、買うなら安く買えば良い。
資産を増やすには、とりあえず海外の銀行で定期預金でもして比較的安全に運用しておけば良い。
なお、お金を貯めるために若い時代を犠牲にする必要などない。
犠牲にしたくないと思うなら、圧倒的に稼げば良いだけだ。
健闘を祈る。
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