1歳児とのフライトにあたって準備したこと・学んだこと

雑記
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先日、石垣島旅行で初めて小さい子を連れて飛行機に乗ったのだが、事前の入念なシミュレーションにもかかわらず、結局かなり泣かせてしまい、ずいぶん疲れた。

親ですら辟易するほど泣いたのに、周囲の乗客はどう感じたことやら・・・申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

今回は1歳児連れの我が家がどのような準備をしていったかと、実際にフライトしてわかったこと、反省点をまとめてみた。

 

持参したお菓子類・おもちゃと効果

経験者談を踏まえると、子連れフライトのコツは、離着陸の際は耳抜きできるように飲み物を与えること、目新しいおもちゃを小出しにすることの2点が最重要ポイントの様子。で、持参したおもちゃやお菓子類と、実際の効果はどうだったかご紹介。

お菓子類

  • アンパンマンのミニスティックパン
  • 小魚せんべい
  • ラムネ
  • ボーロ
  • 果実ジュース

上記はもちろん全て1歳から食べられる乳幼児向けのもの。

フライトがちょうどランチ時だったので、こぼしたりボロボロしたりせず、残ってもバッグに仕舞いやすいスティックパンを与えた。5本くらいは食べたかな。栄養が偏っているけど、一食くらいは良いだろう。

そしてお菓子類のメインは、砂糖を与えすぎるとハイテンションになって余計にうるさくなるという「シュガーハイ」を恐れての小魚せんべい。せんべいを嫌がり始めたら、ラムネやボーロを一粒ずつあげた。

お菓子は際限なくねだられるし、あげないと泣くしで、結局起きている間はずっと何かしら口にしていた。

ジュースは持参したものの、機内サービスでオレンジジュースがあったのでそれで代用できた。

常に何かしら食べていたためか、難関と思われた耳抜きでは一切苦労することはなかった。

 

おもちゃ

  • アンパンマングッズ
  • お絵かき先生(100均)
  • シールブック(100均)

最近、急に興味を持ち始めたアンパンマングッズ(特に見せてないのに不思議)として、ビーチで使うための砂場セット。シャベル、くまで、ひしゃく・・・と小出しにして割と遊べました。しっかりキャラクターの顔に反応していたので、さすがアンパンマンさんという感じ。

お絵かき先生は、ペン部分をもって、紐でつながった本体をぶん回して迷惑だったのですぐに仕舞うことに・・・。

経験者から圧倒的支持のあったシールブックは、シールを千切ったり、僕の腕に貼ったりと、ちょっと想定と違う遊び方をしていた。100円クオリティのため、張ってはがしてを数回繰り返したらすっかり粘着力がなくなってしまったよ。少し遊べはしたけど、1歳児には早かったようでそんなに興味は長続きしなかった。

で、何より長く遊んでいたのは・・・機内の無料冊子。
これを前の座席の背もたれ部分から引っ張り出しては放り投げ、親が仕舞っては引っ張り出し・・・で、トータル数十分は遊んでいた気がする・・・。そう言えばうちの子は普段から絵本は読まずに散らかすのが好きだったな。

結局1歳ちょっとくらいだと、これが鉄板!というおもちゃはないのかも。

 

ANAの乳幼児向けサービス

今回はANAの直行便利用で片道約3時間のフライトだったが、さすがANA、いたるところで乳幼児連れへの配慮が感じられた。例えばこんな感じ。

搭乗口までANAのベビーカーが借りられる

持参したベビーカーは機内持ち込みも可能だが制限があるので大抵は預けてのフライトになると思う。

羽田空港の場合、荷物として預けてから搭乗口まで結構な距離があり、ベビーカーが借りられるのはありがたい。

ちなみに石垣空港の場合は、荷物を預ける場所の横にあるエスカレーターで昇ってすぐに搭乗口だったので、ベビーカーを借りるほどではなかった。

優先搭乗

小さい子連れだと、登場開始時間の少し前から機内に入ることができる。ただ、先に乗っても飽きるのが早まるだけだろうし、ギリギリまで子供を遊び疲れさせたかった僕たちは、このサービスは使わなかった。

ANAオリジナルおもちゃプレゼント

今回いただいたのは空気で膨らませる飛行機のおもちゃとトランプ。

行きの便では問答無用で飛行機のおもちゃを渡されたが、帰りの便ではどちらが良いかCAさんが訊いてくれた。

オリジナルエコバックプレゼント

行きの便で、赤ちゃん連れのお客様にお渡ししています!とのことで頂戴したもの。でもそういえば帰りの便では我が家にも近くの赤ちゃん連れ一家にも提供がなかった。謎。

機内での絵本貸出

帰りの便で、CAさんがスッと絵本を差し出してくださった。確か「ファミちゃんのトランペット」という、かの高級子供服ブランド、ファミリアの絵本であった。結局うちのおチビは興味を示さなかったけど、おもちゃの手玉が増えるのはありがたい。

乳幼児連れはコールドドリンクのみの提供

ホットドリンクはこぼすと危ないからね、仕方ない。ちなみに頼めば赤ちゃんの分も飲み物を提供していただける。

機内のおむつ交換台はとにかく小さい

機内にはおむつ交換台付きのトイレがある。我が家は最後尾座席でトイレが近く、石垣島到着後に飛行機を降りるまで時間がかかりそうだったので利用してみた。

トイレ自体が小さいので仕方がないのだが、とにかく狭い中のおむつ交換なので肘がトイレの壁に当たる当たる・・・。できれば搭乗前後に替えるのがベスト。おむつを捨てられるのはよかった。

CAさんの明るい笑顔!は良いのだが・・・

こんなに乳幼児に配慮してくれているANAのサービスなのだが、「ちょ、やめ・・・!」と夫婦で慌てた場面があった。

それは十数分にわたっておチビが大泣きし(寝ぐずり)、周囲の視線に耐えつつ夫婦で抱っこユラユラしたり、おもちゃ・おしゃぶり・お菓子を与えたりして、やっとこさ僕の腕で寝付いてホッと席に座った頃のこと。

一人のCAさんがやってきて、「ANAでは赤ちゃん連れのお客様にエコバッグを差し上げています!どうぞ!」めっちゃ元気に、それはもうハツラツとおチビの真上で話しかけてくださったのだ。

おチビがビクッとなり、しかめっつらになる!
僕はサッと血の気が引きつつ、臨戦態勢に入る!
妻はエコバッグを奪い取るようにしてCAさんの言葉を遮ろうとする!
・・・で、幸い泣かずにスヤスヤとまた寝入ってくれた。

こちらの焦りをよそにCAさんはニッコリして去って行き、僕ら夫婦は苦笑い。

エコバッグは嬉しい、CAさんの明るい笑顔には安心感がある。

でも、でも・・・!赤ちゃんが寝てたら小声で話しかけて欲しかった笑
寝てることに気づかなったのかな?

 

機内の座席選び

さて、より快適なフライトにするなら座席選びも重要だ。僕らの場合、急に思い立った旅行なので席の選択肢はほぼなかったものの、最終的には納得の座席をとることができた。

座席予約状況はコマメにチェックすべし

予約当初、飛行機は満席に近く、行きは夫婦で通路を挟んで隣、帰りは前後の席をギリギリ確保できたといった状況だった。直前の予約だったし近いだけ良いよね・・・と無理やり納得しようともしたけど、諦めきれずあわよくば良い席に変更しようと、2時間置きくらいに座席指定状況をチェックしていた。

すると、「あるタイミング」で空席が続出、選択肢が多くて悩むほどとなったのだ!

それは、フライト前日の夜~当日の早朝のこと。
なぜこのタイミングなのか理由はよくわからないが、おかげで僕らは行き帰りとも夫婦並んで座ることができた。

小さい子連れだと、一方があやし、一方がおもちゃやお菓子を取り出すとか、連係プレーが重要になってくるので、何としても隣同士の座席を確保したいところ。ぜひフライトの直前まで諦めずに座席をチェックしよう。

おススメの座席はここ

①前に人が座らない席(最前列など)

前方が開けているので子供を抱っこしていても窮屈さがなく、前の席をガンガン蹴って迷惑をかける心配もありません。さらに、体重10kg未満の子供ならパシネットというベビー用ベッドを取り付けてもらうことも可能です。小さい子連れなら一番に候補にしたい座席です。

 

②最後尾

次におススメなのが最後尾座席。座席レイアウト表などをみると、最後尾の窓側数列だけ2席のみとなっている機体があります。これは機体が後方に行くにしたがって細くなることで、座席を減らしているためです。僕らも行きの便で実際に座りましたが、窓側に数十センチ単位の結構なゆとりがあり快適です(ただし、床が弱いので通行は禁止)。夫婦のみで2席独立して座れるのもプライベート感が出ます。何より最後尾はトイレが近く、トイレ前などは開けたスペースがあるので、子供のご機嫌取りで抱っこユラユラするにも便利な場所です。

 

いろいろ準備した結果は・・・

これだけの両親やANAの手厚い配慮がありながら、結果は惨敗。

泣けばご機嫌をとらざるを得ない親の弱みに気付いてか、気に食わなければお菓子などがもらえるまで大声でわめくようになり、帰りの便では最初っからマックスパワーで癇癪を起していました。

さらに、搭乗前にたくさん遊ばせたにも関わらず、機内でも元気にヤンチャしてくれたのなんの。まさに子供の体力は無限大。さらに限界がきてからは疲れすぎてか寝ぐずりがいつも以上にひどく、夫婦で抱っこユラユラ、スクワット、最終奥義・おしゃぶりを与えても泣き声は大きくなるばかり。最終的には泣き疲れて寝たような形になったけど、みなさんの視線が痛かった・・・。

 

まとめ

ネットの経験談などでは成功事例ばかり紹介されているようだが、我が家の1歳児を連れてのフライトは体力的にも精神的にも疲れ切り、もう二度と子連れで飛行機なんて乗らない、と思える程度にはハードなものだった。

できることなら飛行機に乗る旅行は避けるのが一番だと思うが、それでも飛行機に乗るならば相当の覚悟をしていきたいところ。子供を完全にコントロールすることなど不可能だということは肝に銘じておいてほしい。

 

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