ニートを就職させるには具体的にどんな行動が必要?【元ニートが解説】

雑記
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うちのニートの面倒をみるのはもう限界だ。

どうにか就職・自立させたい。

しかし、どうやったら就職できるのか・・・

 

 

今回は、自らの脱ニート経験をベースにして、『ニートを就職するための具体的な行動』についてシェアしてみようと思う。

なお、ニートの話なので当然ながら35歳未満の人向け。また、自活できるだけの収入がないニートに限った話。きちんと収入があるニートはそのままニート生活謳歌でOK。

 

 

まず、結論から書いておく。

  • ニートを継続できなくする
  • 現状に危機感を持たせる
  • 進むべき道を明確に示す
  • そのうえでガチガチに監視/管理する

 

これらの行動が必要と考える。順番に解説してみよう。

 

ニートを続けられなくして危機感を持たせる

 

まず初めに、脱ニートにはニートを継続できる環境の排除が必須である。

理由はシンプルで、ニートをやれる環境がある限り、自分に甘くて将来への見通しも浅い人間は安易にニートを続けてしまうから。

自分の意思だけでニートを脱することは不可能に近いので、ニートを続けられる環境は積極的に無くさないといけないし、なるべく強烈な危機感を持たせて行動をコントロールすることが必要。

もちろん「今すぐ家から放り出すべき!」という意味ではなくて、例えば3ヶ月ほどの猶予を与えつつガチで「このままだと絶対に生きていけなくなる」という確たる危機感を持たせるという感じ。

なお、仮に「3ヶ月」という期間を示す場合、その期間をダラダラ過ごさせない工夫が必要になる。

 

筋道を示したうえで監視/管理する

 

ニートとして生きていける環境を取り上げて強烈な危機感を持たせたら、次はどうすべきだろう。

おそらく大半の人は、頭ごなしに「とにかく就職活動をしろ!」と言うんじゃないかと思う。しかし、それは必ずしも適切なアドバイスでない場合がある。

適切でないというのは、脱ニートすべき本人が社会的に見て無能である場合だ。この場合、数打って就活したところで成果が得られる可能性はほぼゼロ=無駄。世の中は甘くないし、これは私も経験済みだったりする。

 

そんなわけで、この段階で必要になるのは現実と現状をしっかりと理解して「今後どのような行動を起こしていくのか」という筋道を示すことだ。

なお、これには単純に3つの目的がある。

 

  • 無駄な行動をさせない
  • 監視/管理の効率化
  • 実現不能な難題をニートに押し付けないため

 

ようは、限られた時間の中で無駄なく結果を出していくために、1つ1つ着実に前進できるよう明確かつ現実的な筋道を示して、その内容に沿ってガチガチの管理をしようねってこと。

なお、監視/管理は厳格にしていくべき。何故なら、ニートはわがままを通せる環境があれば最大限それに甘えようとするから。わがままを通す為に暴力に頼る奴もいるけど、それも無駄だと理解させるべき。

どのような筋道を示すのかは各々が勝手に決めれば良いと思うが、遂行可能な内容にすることは必須。というのも、無理難題をふっかけると最初から「できるわけない」と拗ねるから。ご存知の通りニートはヘタレなので。

 

 

ちなみに、私なら【大きめな筋道】と【直近3ヶ月分の筋道】を示す。

例えば、大きめな筋道としては、再びニート生活に戻るための道筋を逆算する形で示すだろう。

ニート生活(再)

働かずに稼ぐ仕組みを複数持つ

働きつつ、働かずに稼ぐ仕組みを作っていく

仕組み作りに必要な技能・経験・元手を得る

お金を貰いながら学べる好都合な会社に就職する

ニート生活(現在)

 

意図としては、「以下の2つを身につけたら安定してニートをやれるから頑張れ」って感じ。

  • 不労収入源
  • 働かずに稼ぐ仕組みを作れる能力/経験/自信

 

これが実現できるかどうかは別として、どうせ働かなきゃならないなら、夢のある筋道の方が良いよね。

 

直近3ヶ月分の筋道なら、例えば下記のような内容に日付を割り振っていく感じで提示する。

  • 働かずに稼げる方法を探して実現性の高い方法をピックアップする
  • 上記方法の実現に足りないスキルを把握して、それを身につけられる業界を探す
  • 経歴とスキルを人に説明できる程度に整理する(皆無でも、その事実に危機感を持つ為にやる)
  • 就職サイトに登録する(ハローワークは利用価値が低いので必要に応じて)
  • 自分にとって好都合な会社を探してみて、それらの会社が最低限求める能力を把握する
  • 職業訓練or自主学習にて最低限の人材価値を身につける
  • 可能なら客観的に人材価値を判断できる成果物を作る
  • エントリー(最低でも1日2件)
  • 面接(面接してくれる会社は志望度が低くても、上手に嘘をつく練習のために利用する)

 

ちなみに、これ↑

私自身がやってきたこと。

 

参考までに、私個人の脱ニートの流れはこんな感じだった。

  • 働かずにラクに稼ぐ方法として『広告収入』を選択 (ブログ/スマホアプリ/動画配信)
  • スマホアプリで稼ぐ方法を選択(文章を書くのは苦手で苦痛、動画も自信がないから)
  • スマホアプリ開発のスキルを身につけられる会社への就職を目指して活動開始
  • ハロワは数回行ったが利用価値が低く、テレビカメラが入って鬱陶しかったので利用をやめた
  • Androidアプリ制作を独学してGoogle Playにてアプリを数本公開(公開費用は彼女に出して貰った)
  • 自作アプリで稼げたら就職不要!という目論見もあったが、当然ながらヒットせず
  • 自作のオリジナルアプリと、当時話題だったアプリをコピー制作した物を引っさげて面接
  • 独学で制作/公開をしていたことが評価され、無事に就職決定。

 

アプリ制作を独学している間にもエントリー&面接をしていたが、その頃は知識も実績もなかった為なかなか面接に漕ぎ着けず、運良く面接に行けても大抵は鼻で笑われてお祈りされて終わっていた。面接時間が7分なんて会社もあったし、履歴書をその場で「要らない」と突き返された会社もあった。

それが、独学で知識がついて客観的に評価できる成果物を提示できるようになったら容易に面接まで行けるようになったし、いくつか内定を貰えるようになった。もちろん、ニート期間のブランクについてツッコミはあったが、「過去を反省!今は本気!(嘘)」とアピールしたら独学の実績もあるしってことで、わりと理解が得られた。

面接では、エンジニアから引っ掛けの質問もあったりして本当に学んできたかを一応試されたりしたけど・・・。

 

 

というわけで、脱ニートを促す側の人は「今すぐ働け!」などと曖昧に行動を促すのではなく、筋道をしっかり立てて期限を設け、現実的に脱ニートをできるよう上手にコントロールするようにした方が良い。

もちろん、本人がそれを自分でやれるのが望ましい形だけど、それがまともにできないからニートなんかやってるわけで、出来ないことを求めると何も前進しなくなってしまうので、そこは一旦諦めるべき。

 

脱ニートは短期実現にこだわるべき

 

脱ニートをする場合、ダラダラと時間をかけることは望ましくない。

理由は、ブランクを拡大するほど脱ニートが難しくなるし、そもそもダレるから。

できれば3ヶ月くらいで解決すべき。ニート本人に唆されるなどして「1年くらいかけて解決していこう!」と考えてしまうのは無謀だし、あまりにも時間をかけ過ぎだ。

 

そんなわけで、ニートから下記のような時間稼ぎ的な提案があった場合は無視すべき。

 

今、色々とやっていて実を結ぶまで少し時間がかかる。

もっと長い猶予がほしい。

就活する前に学校に通いたい。

どうしても勉強したいことがある。

 

これに対する返答は「自分で働いて稼いで、自分のお金で好きにやれ」でOK。

実際、何か活動をするにも、何か勉強するにも、それを本人が真剣に望むというなら自ら働いて稼ぎながらでも熱意を持ってやれば良いだろう。

基本的に、就職は遅らせれば遅らせるほど困難になるので、今やるべきことを見据えて今すぐ真剣にやらないとダメ、絶対。

今更、時間の無駄になるかもしれない物事に時間とお金を使う余裕などないことを弁えさせるべき。

 

 

それから、日々の進捗管理は絶対。「今日は何をしたのか?」が見えないなら、より強い危機感を持たせるべきだ。自分に甘いニートには、危機感や絶望感が絶対に必要不可欠。これを中途半端にしたら、脱ニートはほぼ無理。

 

まとめ

  • いつまでもニートをやれる環境を与えるな
  • 生きていけなくなるという危機感を持たせて行動を促せ
  • なるべく現実的な筋道を立てて行動を管理しろ
  • 無能は短期集中で人材としての価値をつけさせろ
  • 見守る側もニート本人も早く終わるとラクなので、追い込む工夫をどんどんしろ

 

基本、ニートをやるような人は私を含め頭が弱いので、ガッツリとコントロールしてやる必要があることを理解すべきだ。

そんなわけで、「いつか自分から脱ニートしてくれるはず」なんて思っている人は、そんな甘すぎる考えを捨てた方が良い。それも可能な限り早く。

 

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